ペットショップで犬を買わずに保護犬を引き取るという選択肢はいかが?

保護犬 犬の殺処分について

犬を飼おうと思った時に、真っ先に思い浮かべるのは「ペットショップでの購入」だと思います。

ペットショップには、血統書付きの生後1ヶ月半~3ヶ月の可愛い子犬がガラス張りのケージの中に並べられていて、中にはチャンピオン犬専門のペットショップもあったりします。

ペットショップに犬を卸しているブリーダー達は、良い血統、人気の毛色、ぬいぐるみのようにかわいい容姿を生み出し、何十万円という値段が付けられてペットショップで販売されているのです。

この記事では、そんなペットショップでの犬の購入という選択肢ではなく、「保護犬を引き取るという選択肢」について解説していきたいと思います。




ペットショップで売れ残った犬の行く末

しかし、ペットショップで売れ残った犬たちの行く末を、多くの人たちは知らないでいます。

いや、少し考えてみれば想像できるにも関わらず、多くの人はその想像できる現実を直視しないでいるのです。

売れ残った犬たちは、ボランティアやNPO法人が運営する保護団体に渡り里親を探して譲渡を行っていたり、ブリーダーに返還されたりします。

他にも、引き取り屋という悪質な業者へと渡り、まともな健康管理もされずに死んでいくというケースもあります。

運良く里親の元へ引き渡される犬もいますが、それ以外の犬たちの未来は、決して明るいものではないというのが、日本のペット業界の現実なのです。

そう、まるでコンビニで売れ残ったお弁当が廃棄されるように、最終的に処分されていくのです。

海外では子犬を買うという習慣があまりない

イギリスやドイツ、スイスなどではペットショップでの犬の陳列を自粛していますし、そもそも子犬を買うという習慣があまりありません。

ブリーダーから直接買い取ったり、保護施設にいる犬を里親として引き取って飼うことが当たり前になっています。

日本で犬は「愛玩動物」と認識されていますが、多くの欧米国では「伴侶動物」という認識を持たれています。

これが現在の日本と欧米の犬に対する意識の差なのです。

もしも日本でもイギリスやドイツなどの国のような犬の飼い方がスタンダードになっていけば、現在のように多くの犬が殺処分殺処分殺処分されずに済むのではないでしょうか。

もちろん、ブリーダーの繁殖頭数の制限や日本人の子犬主義からの脱却などが必要なのは言うまでもありませんが。

保護犬を引き取る方法

保護犬

動物愛護センターやNPO団体が保護している保護犬、保護カフェ、保護犬の譲渡会などで保護犬を引き取ることができます。

しかし、各保護施設に行っても簡単に保護犬を引き取ることはできません。

保護犬を引き取るには、譲渡の条件を満たしていなければなりません。

保護団体によってその譲渡条件に多少の違いはありますが、大まかには

・家族全員の同意を得られているか

・戸建てもしくはペット可の物件かどうか(ペットを飼えるスペースが確保できるか)

・狂犬病予防注射やワクチン接種、フィラリア予防を毎年実施できるかどうか

・年齢的な制限(例えば20歳以上60歳未満など)

・不妊去勢手術を確実に実施できるかどうか

・日中に家に誰もいない時間が長時間ないかどうか

・家族に犬アレルギーがある人がいないかどうか

というような譲渡条件があることが多いで、誰でも保護犬を引き取ることができるというわけではないのです。

保護犬を引き取るメリットとデメリット

保護犬

保護犬を引き取るメリットとしては、いずれ殺処分になってしまう可能性のある命を確実に繋ぐことができること。

そして、ペットショップで犬を購入するよりもかなり安価で飼い始めることができる点もメリットといえます。

保護犬を引き取るデメリットとしては、前記した通り保護犬は誰でも簡単に引き取れるというわけではなく、一定の条件を満たした人だけが引き取り出来るということ。

また、保護犬はある程度年齢を重ねている場合が多いので、疾患や噛み癖、心の傷を抱えていることがあります。

他にも、ペットショップなどで購入するよりは安価に犬を飼えるのは確かですが、マイクロチップの義務や不妊、去勢手術代その他の金額が引き取りの際にかかることもあります。

犬人(INUBITO)として保護犬の為にできること

このように、犬をペットショップで購入するのが当たり前になっている日本という国では、まだまだ保護犬を引き取るという選択をする人が少なく、また譲渡条件が厳しいというのが現状です。

そして、ボランティアやNPO法人の保護カフェ保護団体はギリギリの運営費で今日も必死に譲渡活動を行っています。

この犬人(INUBITO)というウェブメディアにできることといえば、そういった保護犬に関する情報や現実を発信していきながら、広告費等の収益の一部を保護団体や保護カフェなどに寄付することではないかと考えています。

いつか日本でも「犬はペットショップで買わずに保護犬を引き取る」ということがスタンダードになる日が来ることを願って、これからも活動を続けていきたいと思います。

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