保護犬や里親などの成犬を引き取った時のしつけについて!ドッグトレーナーケンセイの見解!

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「あたりまえ」という固定概念を捨てよう!

犬も人間も歳を重ねれば重ねるほどしつけが難しくなってきます。
その理由は「過去の経験と重ねて物事を見るから!」
生まれた瞬間から生き方や環境が全く同じ生き物は存在しません。
100頭いれば100通りの考え方や価値観が存在します。
そして長年生きた経験や体験を通して性格が作られ「その子なりのあたりまえ」が作られるのです。

例えば会話の時、共感や納得がある時「頷く」事があると思います。
その時皆さんはどうやって頷きますか?
おそらくこれを見ている多くの方は首を縦に振る動作だと思います。
これが日本人のあたりまえ。
ですが、インドでは共感や納得をする時の頷き方は「首を左右に揺さぶる動き」をするのです。
つまり日本人のあたりまえはインド人からしたらあたりまえではないのです。

犬も同じです。
上記の例は国単位での違いをお伝えしました。その理由は人は情報を得る範囲が国単位であるからです。(日本で出回る情報は日本に関わる情報が主だから)なので自国の情報よりも明らかに他国の情報が不足している為インドの頷き方を知らなかったのです。
犬の情報を得る範囲は家族。
犬は一生のうちのほとんどが家族と一緒に過ごします。それ故に学ぶ情報の範囲は家族の中に限られる事が多いのです。
なので家族単位でその子その子の価値観やあたりまえがでてきます。
つまり別の家族のもとに行くと言うのは違う価値観をもつ外国に行くのと同じことなのです。
犬を譲り受ける時は年齢を重ねるに伴って前の生活環境での固定概念が固着しているので覚えておきましょう!

固定概念を書き換えるのに最も重要な事

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固定概念を書き換えるのに最も重要な事は…
「根気」です。

根気がなければ固定概念を書き換える事はできません。

その理由は潜在意識(無意識)があるからです。
潜在意識=あたりまえ
何も考えずに行ってしまっている行動です。

例えばあなたは利き手でご飯を食べています。(潜在意識)

これからは必ず利き手とは逆の手でご飯を食べてください。

これを行うとほとんどの方は意識をしないと一番最初に箸を持つとき利き手で持ってしまいます。

食事を始める初回から無意識で利き手ではない方の手で持てるようになるには何ヶ月もかかります。

ここからわかるように根気が必要不可欠なのです。

固定概念を書き換えるときのプロセスとは

結論から言うと4段階あります

①段階目→無意識:無能
②段階目→有意識:無能
③段階目→有意識:有能
④段階目→無意識:有能

言葉の説明
無意識=意識していない状態
有意識=意識している状態
無能=できない、できていない状態
有能=できる、できている状態

↓皆さんも1度は経験のある例↓
初めて自転車の補助輪をなくして乗る練習

①段階目
補助輪外そうとも思っていないので補助輪が無い世界を知らない状態。
当然補助輪を外すと自転車に乗れません。

②段階目
補助輪を外して倒れないように意識をしますが自転車が倒れて自転車に乗れていない状態

③段階目
倒れない意識をすれば倒れずに走れるが意識をしない時は倒れてしまい上手く乗れていない状態

④段階目
自転車に意識を向けていなくても自転車を乗りこなせている状態

つまり固定概念を書き換えるプロセスと同様学びには①〜④の段階を経験して初めて潜在意識である固定概念が書き変わるのです。
故に自分の知らない常識が相手にあることを受け入れ根気を持ってこのプロセスを実行していきましょう!

ポイント

無理をしないこと!
人が怖い犬を無理に人に触れ合わせたり、人間自ら触れ合いにいくと、より恐怖感を煽ってしまうので環境に慣れるまでは行動やアクションを起こす選択権を相手に委ねましょう!

成犬を迎え入れたら

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あなたが知っている迎え入れた子の情報は全体のほんの一部でしかありません。
ましてや迎え入れた子はあなたのこと、これから生活する環境すら全く知らないのでいつも通りの素の自分を出すことは少ないと言うことを頭に入れておいてください。

ステップ1「迎え入れる前に受け入れ環境を整える」

まずは家の中で仕切りを作り入ってはいけない場所に物理的にいけなくしたり、カーペットなどで粗相をしないように(柔らかい床に排泄をする習性がある為)カーペットを取るなど、犬を叱らなければいけない環境を根本的に作らない!
犬は問題行動を失敗は成功の元と捉えていません。なぜなら人間とっては失敗と思える行動も犬にしては当たり前の行動の為失敗と思っていません。
失敗は問題行動の元になるので未然に防げる対処法はとっておきましょう。

ステップ2「観察してお互いを知る」

例えばサークルから出てこないからといって無理やり出すのはNG。
どんな人物かわからない相手→警戒する相手
警戒する相手がいきなり急接近して触られたら人間も怖いと思います。
様子見をしている時に無理に近づくのは恐怖心を煽りかねないので注意が必要。

ステップ3「触れ合う」

環境に慣れてきたらいよいよ触れ合いです。
触れ合う時は人間からがつがつ寄って行くと犬は怯んでしまうので必ず犬から人間の方に来るまで待ちましょう。
この時おやつやおもちゃなどで気を引くのも有効。
どんどん楽しい雰囲気をだして犬とコミュニケーションを取りましょう。

ステップ4「しつけ」

犬と円満な関係を気づけたらいよいよしつけ開始。
しつけとは生活するうえでのルールを教えることなので排泄トレーニングや呼び戻しトレーニングなどから始めると叱る機会が減るので必要最低限のしつけを始めましょう。

まとめ

1番のポイントは恐怖心を与えないこと
人間にも当てはまりますが第一印象は強く残るので迎え入れのはじめが肝心!
保護犬をはじめ成犬の性格は過去から作られています。
10匹10色なのでまずは相手を知り自分を知ってもらうようにしましょう!

そしてなるべく、叱ったり嫌な思いをさせないように工夫して自分たちの生活に慣れさせていきましょう。

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